問題を捨てる 6
普通のパーティと同じ賑わいが、見た目の異様さとマッチしないことに"何か変"だと感じたのかもしれません。
あまりにも幸せそうな彼らの表情に戸惑ったのかもしれません。
あちこちで笑い声が部屋に響き渡っていました。
そのうち、わたしはリサという10代の女の子と話し始めました。
彼女はこの数年、モデルとして成功しようと励んできたところ自動車事故に見舞われ、顔を含めた半身が不随になって、肘に固定されたアルミの杖でやっと立っていました。
わたしと大人2人が彼女としゃべっていると、何かのはずみで突然彼女はバランスを失い、真後ろに倒れてしまったのです。
まるで大木が伐採されたときのようにどーんと床に・・・。
痛さに涙を浮かべながらも、リサはいびつな笑みを顔に浮かべ、「おかげでお尻が丈夫になったわ」とあっさり一言。
"お尻が丈夫になった"とは決して神聖な言葉ではありませんが、リサのこの一瞬のこの言葉以上に尊い反応があるでしょうか?
彼女がどんな宗教的考えを持っていたか、そこにいた子供たちが一人でも神を信じていたか、わたしは知りません。
しかしその部屋にいた子供たちからは神々しい輝き、笑い声、そして喜びが溢れていました。
そのために必要なのは信心ではなく、今ここに全身全霊で存在するということ。
・・・子供はたいてい、そういう存在です。
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